イスラムの銀行が利子を取らない無利子運営をする銀行だというのはご存知ですよね。
イスラム銀行とは何か?
イスラム銀行とは、リバー(利子)を禁じたコーランの教え(イスラム法)に 基づいて、利子を取らない、または請求しない金融商品を提供する銀行です。
イスラム銀行は、リスクの負担のない「融資」をやりません。貸し手(銀行)が元利を保証をされる一方で、借り手(事業者)だけがすべてリスクを負うことは、イスラーム的公正の観念に反するからです。
この意味で、イスラム 銀行はリバー(利子)をとらないのです。
では、どうするか?
無利子金融で は、共同事業の契約に関する法規定を活用します。
資本提供者(銀行)と事業 者(借り手)を共同事業者です。
事業が成功すれば、資本提供者は元本を回収 したうえ、儲けを事業者との間で、例えば折半します。
失敗して損失が出た場 合は、資本提供者の配分もゼロで、元本さえ保証されません。
リスクも両方が負う訳です。
こんな仕組みのため、あらゆる金貸しがイスラム銀行になると、マネーゲームはできなくなります。
マネーゲームやるところにはイスラム銀行は金を渡さないし、 第一、金の形で渡さないので、イスラム銀行が人気があるのです。
この無利子経済のシステムが、キリスト教圏の利子経済のグローバル経済システム側の反感を買って、宗教戦争のごとくの争いが生じているというのは、有り得ることです。
そんな視点で書いている、のびやかな暮らし さんのこの記事を引用します。
イスラム教国
キリスト教 VS イスラム教はウソ~戦争の本質は資源・マネー
「キリスト教圏 VS イスラム教圏」といった「文明の衝突」みたいなことが言われるときがありますね。しかしこれは本質を突いていません。
というか、ピント外れな見方です。
本当は、「利子経済 VS 無利子経済」です。
「近代貨幣システム VS イスラム貨幣システム」です。
あるいは、イスラムの教そのものが、「規制」になっているいため、「規制緩和」をしようとするグローバリズムです。
イスラム圏では、利子を禁止しています。
2011年、NATOに破壊されたリビアもイスラムの国です。
欧米の謀略によって殺された英雄カダフィーは、イスラムの教えを基に「緑の書」を若い頃に書きあらわしています。
「緑の書」は、近代の民主主義(グローバリズム)に欠陥があることを見抜き、イスラム教に基づく革新的な政治経済の方法を示しているといいます。
そして、カダフィーは、これを40年かけて実践。
その結果、リビアは世界でも有数な幸福な国家に。
理想的な国家の出現です。
ローンは無利子です。
リビアはとてつもない理想国家でした。
現在は、欧米に破壊され、グローバル企業に資源を強奪されつつあるため、かつての幸福は失われていくでしょう。可哀想ですね・・・。
アメリカは、今、イランを衰弱させようとしていますね。
イラク、リビア、イラン。
全部、イスラム圏の国家です。
実は、一連の戦争や略奪の真の原因は、宗教ではありません。
イスラム原理主義とか煽っているのは嘘っぱちです。
マネーの仕組みの相違が、争いの根本的な原因です。
キリスト教とイスラム教の争いに見せているのは、カムフラージュです。
本質から目をそらすための戦略です。
本当は、無利子社会のイスラムの脅威を封じたいのです。
利子のある社会に改宗して、植民地にしたいのです。
そもそもイスラム教は、世界第二位の信者数を誇る宗教です。
1位はキリスト教ですが。
キリスト教徒・・・22億人(世界人口の31.5%)
イスラム教徒・・・16億人(世界人口の23%)
しかしキリスト教が、世界で最も多いと言っても、実は、一枚岩ではありません。
カトリック、プロテスタント、東方教会といった具合に、3~4の大きな分派に分かれています。
ですので、実質なところ「イスラム教が世界一多い宗教」です。
これじゃ、目の上のタンコブでしょう。
屁理屈を付けてもいいので、イスラム教圏を減らして、消滅させたいわけです。
だから、あのように激しく攻撃もし、いじめるのですね。
無利子な社会が、繁栄し、国民が幸福になることは分かりきっています。
しかし、この現実が、全世界に共有されるのが怖いのでしょう。
だから、無利子社会を実現するイスラムを攻撃しまくるのですね。
また宗教対立に話しを持って行こうとするのです。
イスラム原理主義を煽って。
本質の「マネーの構造」に焦点が当たらないようにしているのですね。
煽って火を付けて、全世界に報道して「ほうら、イスラム原理主義が過激なことをしている」と悪のレッテルを貼るわけです。
そうして世界中の世論を見方に付ける。
ひどいマッチポンプです。
戦争を起こすのは、もちろん豊富な資源を奪うという理由もあります。
そもそも戦争は、通貨を守る、資源の奪取、経済征服が真の理由です。
この3つのいずれかが目的で「引き起こされる」ものです。
中でも「通貨を守る」は至上です。
なぜなら、通貨が不安定になったり価値が下落すれば、経済は大混乱するからです。
リビアが攻撃され、カダフィーが殺害された理由は、カダフィーが新通貨「デイナ」を造ろうとしていたからです。
実際、フランスのサルコジは「リビアの新通貨【ディナ】は脅威である」と本音を漏らしています。
通貨と関連するのが「利子」です。
利子があるからこそ、銀行家という大資本家は、その存在を保ち、支配力を保持できています。支配できる装置を奪われそうになれば、そりゃ命懸けになるでしょう。
戦争が起きる根源的な原因は、近代貨幣システムの欠陥です。
利子があるため、永遠に成長しつ付けなければならず、是が非でもヒト・カネ・モノを集めて、搾取しなければなりません。
行き詰まると、巨額の利益が得られる戦争に頼らざるを得ません。
ちなみにTPPは、経済的な強奪です。
経済協定を使った合法的な搾取の試みです。
戦争は「起きるものではない」と言われますね。
戦争は、何らかの利益獲得のために「引き起こされる」ものです。
端的にいえば、貨幣システムの矛盾を解消しガス抜きをするリセットです。
イスラム圏が固く守り続ける「無利子」の考え方は世界を幸福にする大切な理念です。
世界を救う社会システム、それが「無利子」。
イランには頑張っていただきたい。
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「金融」とは「金を融通する仕組み」が基礎になっており、それ自体は何ら面白みのない経済行為である。
早い話が、人に金を貸して金利を取る。それが金融の基礎だ。
しかし、昨今はその仕組みが高度化していた。
金利の低いところから金を融通してきて金利の高いところで運用するキャリートレード。
債権・為替等のわずかな変動を拡大させてサヤ取りをするもの。レバレッジをかけて瞬時のサヤ取りを行うデリバディブ。
そのようなものが次々と生み出されて、それらの仕組みや知識や状況判断に秀でた人間が覇者になる時代となっている。
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なるほど、宗教戦争かと思ったけれど、こういう見方をすると、謎が解けてきますね。
ユダヤ(アシュケナージユダヤ)の高利貸しから、ロスチャイルド一族へと繋がる、裏の統治者が、なぜイスラム原理主義者をテロリストとして敵視し、湾岸戦争や9.11などを起こし、イスラム国に対して戦争を絶え間なく行おうとするのか。
飽くなきマネーゲームが、ひとを競争や戦争や苦悩に陥れているのだから、このようなイスラム教の無利子の考えはとても大事ですのにね。
これを日本でもやるべきですよ。
ケシェ財団がバックに付いているから大丈夫だとは思いますが、本当にイランには頑張って欲しいものです。
参考:カダフィ大佐が実際に行っていた、国内の無利子政策を紹介している記事も↓
http://ameblo.jp/lightening-bolt/entry-11061424716.html
次はこれーーV
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