今日はね、『フトマニ』(太占)を掘り下げよう。

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どん爺は、この『フトマニ図』

天元神と
天並神を順を追って線を引いてみた。


トホカミエヒタメ八神        アイフヘモヲスシ神
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もし良ければ、↓下のリンクを別タブで開いてくれると
『フトマニ図』の大きいのが見れていいんやけど...
ほんで、併せて今日お話しする『アワ歌』のリンクはここ↓ね。

天元神(アモトカミ)トホカミヱヒタメ八神
『八芒星』(
オクタグラム)の赤線は、「ト→ホ→カ→ミ・・・」と
引いたものだけど、
左回りになっていた。

天並神(アナミカミ)アイフヘモヲスシ神
青い『八芒星』は、「ア→イ→フ→ヘ→モ→ヲ→ス→シ」と
右回りになっている。

イザナギさんとイザナミさんが、この
『フトマニ』の占いをみて、『アワ歌』を歌いながら、なたは右に、たしは左にと廻って
性交をされたんだけど、イザナギさんから先に声をかけたから
不具の子、
水蛭子(ひるこ)と淡島(アハシマ)が生まれた。
*この二人の子は葦の舟に乗せて流してしまった。

何が悪かったんやろうかって、二神は天に戻って神々に尋ね、
『フトマニ』で再占、今度は男神から声をかけよう、と言うことで
国産みが始まった。

・はじめの性交は、天の御柱を中心にイザナギノミコトが左回り、
イザナミノミコトが右回りで出会って、イザナミが先に声をかけた。

イザナミ:「
なにえや ゑおとこ」
      (あぁなんてエエこっちゃ、ヨカ男やん。)
イザナギ:「
なうれし ゑおとめ」
      (わぁうれしかね、ヨカ女やんか。)

・再度やり直しで、今度はイザナギから声をかける。

イザナギ:「
なにゑや うましおとめにあいぬ」
      (あぁエエこっちゃ、美女に逢うたばい。)
イザナミ:「
なにやし うましおとこにあいき」
      (わぁ素敵、イケメンに逢うたやん。)

天の御柱を回る時、二神は
『アワ歌』を歌いながら回った。
イザナギは
『アワ歌』を、上句の『ア』から24音、
イザナミが後半の
『ワ』で終わる24音を歌ったって。
(オイラは『ワ』から逆に歌ったと思っていた。)


上の、「なにえや・・・」「なうれし・・・」の「」や「」の出だしは、『アワ歌』に合わせたんだろうけど、この部分、「」に対して「」を
使っているのは、
『フトマニ図』のように、【ヲシテ文字】で書かれた『ホツマツタヱ』(「秀真伝」)にしか書かれていなかった。
(「記・紀」では、どちらも「
」のみだった。)


『アワの歌』
原文をカタカナにして、「アイウエオ」だけ赤文字にしてみた。
  
「ホツマ」の読み方は、五・七調で。
カハナマ イキヒニミ
フヌム
ケ  ヘネメコホノ
モトロソヨ   ヲテレセヱツル
スユンチリ  シヰタラサヤワ



『アワ歌』を、マウスとキーボードで5文字ずつに区切ってみると
5組は
上から下に、縦に「アイウエオ」順に並び
下の5組は、
下から上に「タチツテト」順が読める。


カハナマ  
キヒニミクフヌムケヘネメ
コホノモ

ト ロソヨ ヲ
テレセヱ
ツルスユン
チリシヰ
タラサヤワ

・イザナギは「アカハナマ」から歌い、
イザナミは「トロソヨヲ」から歌って「天の御柱」を回った。


元の『アワ歌』の5・7、5・7,5・7・・・ を、今度は
  5、7、5、7、5、7・・・ と、1文節ずつ左に置いたら

  左端の文字を縦に「アイフヘモヲスシ」と読める。
カハナマ .....(5)
キヒニミク 
...(7)
ヌムケ ......(5)
ネメコホノ ...(7)
トロソヨ ........(5)
テレセヱツル ...(7)
ユンチリ ......(5)
ヰタラサヤワ ...(7)

『ヲシテ文字』の書写

フトマニ太占

『フトマニ』『ホツマツタエ』も、
この
『ヲシテ文字』で書かれている。

「言霊-ホツマ」と言う本が出ている。
著者は
鳥居 礼氏で、ネットにもこの『ヲシテ文字』を出されている。
ただ、ネットから『ヲシテ文字』をコピぺしてくる事に気が引けるし、
鳥居 礼さんも、「取り入れい」とは言われないけん、礼を尽くして
本から
書写をさせてもらった。 筆ペンを買って来て。
351p1 この本、すごく為になると思う。

ただ、「漢字は言霊を考える上には不要であるし、障害にもなる。」
と言われる、漢字に対する感覚がオイラとは少し違う。
それに、日本のことや、神へのこだわりが少し違う。
驚いたのは、フトマニの、トホカミヱヒタメに、オイラがやったように
『八芒星』の線を引いていた。 当たり前やんね、そんなこと誰でん
するくさね。 ばってん、ホントいろいろ勉強になったよ。

ほんで、
『古代ヲシテ文字』
先日も『ひふみ神示』のことを少し触れたが、
アとヤとワの詞(四)の元要るぞと申してあろがな。
・「
」と「」と「」は本(もと)の御用ぞ、
・「イ」 「ウ」の身魂は介添えの御用ぞ。
・「アオウエイ。カコクケキ。サソスセシ。タトツテチ。ナノヌネニ。ハホフヘヒ。マモムメミ。ヤヨユエイ。ラロルレリ。ワヲウヱヰ。」 


この
「ア」「ヤ」「ワ」は、『ヲシテ文字』『アワ歌』にも意味がある。
「ア」は、『アワ歌』の最初の音で「天」であり「陽」。「ワ」は最後の音で「地」であり「陰」。

だから『アワ歌』を
『天地の歌』とも当てている。

オイラが書写した
『ヲシテ文字の書写』を見て欲しい。

「天」の「ア行」と「地」の「ワ行」を外した八段。
これは、
「八つの子音」「八民」

また、トホカミエヒタメ八神は、国常立神(クニトコタチ)の
八御子(ヤミコ・八面八降ヤモヤクダリの神)の頭文字。
「ア」=天、陽、父「ワ」=地、陰、母「ヤ」=八民、子

それから、
何故か、『
「イ」 「ウ」の身魂は介添えの御用ぞ』が氣になる。

・もし、日本語の「ひらがな」「カタカナ」をローマ字にした場合、
あ行は、a、i、u、e、o で母音だが、
か行は、KA、KI、KU、KE、KO で「K」
さ行は、SA、SI、SU、SE、SO で「S」
た行は、TA、TI(Chi)、TSU、TE、TO で「T」・・・
として、子音を考えてみた。

A、K、S、T、N、H、M、Y、R、W、だね。
オイラは、この子音だけをどう発音するかを
食べながら歩きながら寝ながら、何日も考えた。
(仕事しながら、は無いのだ… 悲しいかな。)
A......うあK......くあS......すあT......つあN......ぬあH......ふあM......むあY......いあR......るあW......うあ


と、こう読むんだと思う。

共通している部分や違いが判ると思う。
Yだけは「(U)」を使わず「(I)」を使う


解かり難いから、全部記入してみようか。
余計わかり難いと思うけど。
A......Aぅあ、IUEOK......、KA(くあ)KI(くい)KU(くう)KE(くえ)KO(くお)S......、SA(すあ)SHI(すい)SU(すう)SE(すえ)SO(すお)T......、TA(とぅあ)CHI(とぅい)TSU(とぅう)TE(とぅえ)TO(とぅお)N......、NA(ぬあ)NI(ぬい)NU(ぬう)NE(ぬえ)NO(ぬお)H......、HA(ふあ)HI(ふい)HU(ふう)HE(ふえ)HO(ふお)M......、MA(むあ)MI(むい)MU(むう)ME(むえ)MO(むお).....、YA(ぃあ)YU(ぃう)YO(ぃお)R......、RA(るあ)RI(るい)RU(るう)RE(るえ)RO(るお)W......、WA(ぅあ)WO(ぅお)

Y以外(それにA(天)とWA、WO、N(地)も外して)は、「う、く、す、つ、ぬ、ふ、む、る」と「ウの段」を使ってる。
横文字にすれば、
「KU、SU、TSU、NU、HU、MU、RU」と、「U」の段を使用。
これ『ひふみ神示』(日月神示)の、アとヤとワの詞(四)の元要るぞと申してあろがな。
・「
」と「」と「」は本(もと)の御用ぞ、
・「イ」 「ウ」の身魂は介添えの御用ぞ。

という意味の一つの答えになるんじゃないかな?

ついでに、
イザナギは「天・陽」の
「イ」の『言霊』で
イザナミは「地・陰」の
「ヰ」の『言霊』だ。(ここでこの二神の『言霊』の話を入れるのは文章が余計ハチャメチャになると思ったけど、結構これ、大事な『言霊』なんだ。この二神の意味はまだ次の機会でもお話します。)

そして、
『アワ歌』の、「アウワ」「ウ」の解読にも繋がるんじゃないか?


・「五十音」は「イソネ」と読んで。
「五十連」を「イスラ」や「イソラ」とも読む。
「真字」は「シンジ」で、「マナ」とも読む。

で、これ、
ひぃふぅみぃ【3】 鬼の31話でも掲載した
「真字五十連音」だけど、父音と母音から作った子供を見て。


真字五十連音

どう? なんとなく解かるやろ?
「父音」「ウ(U)」の段を使ってるやろ?
しかも、
「父音」「ウ(U)」の記号はホントに「U」みたい。
面白いからついでに余談ばってん、
「母音」の「イ」は「I」の記号。
「ア」と「エ」は左右反対。
「ウ」と「オ」は上下逆さま。
これを基本にすれば、結構簡単に「子音」が作れるね。
オイラみたいな馬鹿でも、作ってたら覚えた。
この前黒板に書いたら、氣の先生が
『へ? 憶えてるの?』
って、感心してたんよ。( ´_ゝ`)ノ

『ヲシテ文字』に戻ろうか。
『父』の段の記号は、

を (2)
「空」(うつほ)
フトマニ太占 - コピー
「風」
フトマニ太占 - コピー (2)
「火」
フトマニ太占 - コピー (3)
「水」
フトマニ太占 - コピー (4)
「土」(埴)

五元素。 (ホツマの本から)


フトマニ太占 - コピー (5)
ヲシテ文字の
「ヲ」は、四角と、45度回転した四角を重ねた
文字で、八角の『八芒星』のようだ。


左回りの
「トホカミエヒタメ」の八文字で出来る『八芒星』と、
右回りの
「アイフヘモヲスシ」の八文字で出来る、ずれた角度の『八芒星』を重ねると十六角の星型が出来る。

『十六芒星』ちゃ言わんやろうけど、皇室・皇族の菊紋、
「十六八重表菊」みたいになるやろ?

数字で行くと、
「トホカミエヒタメ」=8「アイフヘモヲスシ」=8
で、合計16
「ヲシテ文字」全部で48だから、
先の16を引くと、残りは32

この32文字を
「三十二神(ミソフカミ)って言うけど、
32は、16の倍数。 そして、8の4倍。

当たり前よね、元の48自体が8の6倍やけんね。

で、こんな計算は無意味だけど、これも近い内に再考するからね。



さて、元の『フトマニ図』に戻って、


天元神(アモトカミ)、又の名をクニサッチの神
二番目のトホカミエヒタメ八神は人の魂(タマ)の緒を地上に吹き降ろし魄(シイ・肉体)と結び合わせて寿命を得る。
初めて諸国を建国した
国常立神(クニトコタチ)八御子(ヤミコ・八面八降ヤモヤクダリの神)の頭文字。

八皇子や八王子の地名は、この八御子の事。
(が多い。みたい。)

で、この「クニサッチ」、
「国狭槌」と書く。
ウィキには、神名「サツチ」の「サ」は神稲、「ツチ」は土、即ち神稲を植える土の意か
と書かれている。

鳥居礼氏の
「言霊-ホツマ」の本から抜粋。 国常立尊の皇子は八方(やも)の国に散って、それぞれ、トの国狭槌尊ホの国狭槌尊というふうに言われました。その国々に、八皇子がお生みになった子孫たちは、三種の位の君、富、民を形成しました。
これらの原文から、フトマニ図の
トホカミヱヒタメ八神は、国をサ槌(づち)を持って治められたので、国狭槌尊と讃えられたのがわかります。 そしてこの八皇子(やみこ)は、八方(やも)の国に散り、八民(やたみ)を治めた、ということから、八と深い関係にあることがわかります。
日本でも特に八と言う数字を神聖なものとしてあがめるのは、この
地球開闢当事に関わりの深い、八皇子神「八」から来ていると考えられます。
日本では、
トホカミヱヒタメと言う八つの言霊神が非常に重要な役割を持っていると言えます。
<ここまで書き写し(タイプ写し)>


赤鬼さん 
ウィキに記されている「サツチ」の「神稲と土」、なんとなく日本の(農耕の)神様みたいで良い感じだけど、それだったら最初から「槌」じゃなくて「土」を使えば良いと思う。

他にもいろいろ調べたけど、「狭槌(さづち)で打ち据える」とか「打ち殺す」とか、「国を治める」なんてのもあった。 「狭槌」はやっぱり「槌」に違いない。

ホツマの話も少しは理解できる。地球開闢当事の事だから、大事な意味を沢山含んでいるのは確かだろう。 「八」は、日本のオリジナルとは考えられない。でも、確かに日本には「八」が溢れている。この本には「八尋殿」のこと、「
八咫の原理」のことまで詳しく書かれている。
ばってん、オイラはどうしても「日本の神」は、「世界中の神話」が混ざってると思う。

それから、ホツマ以外の「記・紀」や他の書には、国狭槌尊は、
国常立尊豊斟渟尊と同時に登場する一柱の神さんのように書かれているのが多い。

「記・紀」や他の文献、時代も物語りも神の名も、それぞればらばらだとは分かっていたけど、改めて纏めようと調べ直すとあまりの相違に頭が痛くなる。
まあ、だからこそ神さんや編纂者たち、それに神官者や古代天皇たちが伝えようとすることが何となく解かった気もする。



赤鬼さん
では、今日の『鬼』の謎々のヒント
『太占(フトマニ)』『八皇子(ヤミコ)』『真字(マナ)』

このくらいでいいかな?


次回は、
『【フトマニ】に隠された神の秘密』その2
いよいよ『フトマニ図』の中心、
『アウワ神』に触れます。
『勾玉』の秘密や『狭槌』のことはその次に...
(こんなふうに先に予定(テーマ)を立てるけん、行き詰って更新が遅れるんやもんね。)
         バカなどん爺...

『ヲシテ文字』で作ってみたよ。